あらすじ
毎日更新の限界が近づいている・・・笑。早速ですが、ブラック・ジャック図解シリーズをお届けします。このシリーズでは手塚治虫先生の名作『ブラック・ジャック』から、現代に生きる私たちも学ぶべきことがあるのでは?!というシリーズです。さて、今回はいつも超高額な手術代を請求しているブラック・ジャックがなんと手術代をラーメン一杯でいいと言い放ったお話です。『ある女の場合』を図解します。
とある駅で終電を逃したブラック・ジャック。そこにある女が現れ、彼女も終電を逃してしまったという。しかし次の瞬間、女が倒れてしまう。どうやら重症の肝硬変だったようだ。救急車が間に合わないので駅舎で緊急手術し、一命をとりとめる。
いつもなら超高額な手術費を請求するブラック・ジャックだが、今回は依頼されたものではないため、ラーメン一杯おごってくれればでいいと言い放つ。しかし女は引き下がらず、高額の手術料を払わせてくれと、応じない。
女はある富豪と金目当てで結婚したが、愛のない生活に嫌気が差し、酒を飲んだくれていた。そこから逃げ出し無一文になったところで倒れてしまったのだ。
それから1年、ブラック・ジャックと女は偶然再会する。女は別の富豪と結婚し、また裕福な生活を送っていた。再び高額な手術費を支払わせてくれとブラック・ジャックへ懇願するが、「それはあんたの旦那の金だ」と断られてしまう。
しかし、女の旦那が破産して自殺してしまう!再び無一文になった女の運命は?!そしてブラック・ジャックはどうするのか?!
ブラック・ジャックに学ぶ
今回は珍しくブラック・ジャックがお金を請求しないお話でしたね。どうやらブラック・ジャックはお金の本質を理解しているようです。つまりお金のために人助けをしているのではなく。人助けのためにお金が必要であること、お金は目的ではなく手段であることを徹底して行動しています。実はこのあたりの話は佐藤航陽氏の著書『お金2.0』で「価値主義」という概念を図解しています。
※『お金2.0』の過去記事はコチラからどうそ♪
お金を目的としたシステムは長続きしません。ブラック・ジャックのようにお金にがめついイメージを持たれようが持たれまいが、自分の信念を一貫している人間はいつの世の中でもかっこいいものです。手塚先生がそうであったように、僕たちもブレることなく、お金の欲望に負けないようにしないといけませんね。
『ある女の場合』収録誌
秋田書店 文庫本ブラック・ジャック 第3巻
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