プチ解説
皆さんこんにちは!Diagramer(図解する人)の髙野です。りいきなりですが、皆さん”モデ脳”してますか?モデ脳とは「モデルベース思考」のことであり、プログラマーが実践するモノゴトをシンプルに考える思考術のことです。モノゴトをシンプルに考えるためにはモデルを使って考えることが適しており、今回はどうやってモデルをつくるのかを示した『スーパープログラマーに学ぶ 最強シンプル思考術』を図解します。(タイトル長いな・・・)
インパクト
この本によるとプログラマーたちはたいがいめんどくさがりなので、「目的を達成するための最短経路」を常に探しているのだそうです。そしてその本質は「無駄を省いて、モノゴトをシンプルに考えること」とのこと。そしてその思考術が「モデルベース思考」です。
つまり僕が毎日行っている図解もある意味ではモデルベース思考なのかもしれませんね笑。
読みやすさ
ページ数も127ページと少なく、伝えたいであろうテーマもポイントごとにまとめられており大変読みやすい一冊です。本書の中ではモデルは「四角(要素)」と「線(関係)」だけで表現することができると説明されています。
学び
僕がこれまで図解したモノゴトのモデリングは果たして正しいのかという視点で読み進めていきました。モノゴトをシンプルにするとは「要素と要素の関係」を四角と線で表現し、基本構造をつくる視点を明確にすることだと著者は述べています。
メッセージ
モデルを使うことのメリットをメッセージとして残しています。それは下記の4点だそうです。
1.図解化のメリットを受けられる
2.全体像をつかむことができる
3.論理的に考えることができる
4.発想を広げることができる
なんと”図解”というキーワードが含まれていますね!モデルは複雑なモノゴトからぜい肉をそぎ落とし、本質だけを取り残した状態です。そのため全体像をとらえやすく、ヌケ漏れや論理の飛躍などがないか確認することができるのですね。
影響力
本書では簡単にモデルを作成するテクニックが紹介されています。特にモデルの抽象度を上げてから具体的なモデルに落として、新しいモデルを構築する方法は使えます!図解しているようにあるモノゴトをモデル化し(具体)、そのモデルの抽象化します。この時、Xを抽象化してYにする場合、「X is a Y」という文章が作ることができればOKです。反対に「Y is a X」という文章も作れます。例えば「車 is a 乗り物」という感じです。車の抽象度を上げると乗り物になっていますね。
髙野's OPINION
このモデル化のテクニックですが、ビジネスモデルを応用する際にも役立ちます。既存のビジネスモデル(具体)をモデルで表現した後、抽象化させます。そして抽象化したモデルから別の具体モデルで落とし込むことによって既存のビジネスモデルを応用した新しいビジネスを作ることができます。
少しレビューのスコアが厳しいのは、後半部分はモデル化のテクニックについて有益な情報が書かれているのですが、前半は現役のビジネスマンからするとやや当たり前のことが書かれているだけと感じてしまいました。
それでも「会話を可視化するのが苦手」という方にとっては入門書ともいえる内容なので一読してみるのもアリかもしれません♪
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