プチ解説
皆さんこんにちは!早速ですが『DX』という言葉をご存知ですか?ちなみにデラックスではないのでご注意ですよ笑。それでは『DX(Digital Transformation)』を図解します!
なぜデジタルなのか
デジタルトランスフォーメーション(以下DX)には様々な定義がありますが、DXの概念の提唱者であるスウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授は次のように表現しています。
「デジタルテクノロジーを駆使して、経営の在り方やビジネスプロセスを再構築する」
従来の「ICT化」とはアナログで行っていた作業をIT技術を駆使して改善するというものでしたが、DXでは経営やプロセスの再構築という、より大胆なデジタル化が必要となります。
現状の日本企業は労働人口の減少や変化の激しいVUCAワールドに対応すべく、様々な対策をしていますが、もはやその場しのぎの施策だけでは対応しきれません。あるべき姿の企業となるためにデジタルの力を利用するのがDXです。
経産省「デジタルトランスフォーメーションに向けた研究会」
平成30年に経産省が「デジタルトランスフォーメーションに向けた研究会」を立ち上げました。国としてもDXの重要性を理解しており、支援するためのスキームづくりを始めています。経産省そのものもDXによる組織改革に取り組んでいます。
技術基盤
DXを成功させるためには図中の5つのフェーズがあると言われています。(「IDC DX成熟度ステージの概要」を参照)そして、そのフェーズを進めるための基盤として、最新のデジタル技術が存在しています。AIやIoTはすでに世界中に普及されていますが、今後の発展が期待されている5Gや量子コンピュータといった技術もDXを支える基盤技術となるでしょう。
髙野's OPINION
とはいえ、実際にDXを成功させることができる企業は決して多くはありません。では成功した企業の共通点は何か、それは「クリエイティブマインドセット」があったことです。
『クリエイティブマインドセット』についての過去記事はコチラから♪
技術基盤に頼り切りのDXは目標を見失い、単に「最先端技術を取り入れる」ことが目的になってしまいます。また、新事業創出も「自分たちにはイノベーションを起こすことができるんだ!」というマインドがなければ実現できません。ぽっと出のアイデアがイノベーションになると信じている企業もありますが、泥臭い地道な継続があってイノベーションは起こります。そのために必要なのがクリエイティブマインドセットとなるのです。
ICT業界も従来のアナログ⇒デジタルだけのシステム(SoR)からクリエイティブな活動のためのシステム(SoE)へとビジネスが動いています。「新しいことを提案したい!」「イノベーティブなことをしたい!」「最先端の技術に携わりたい!」という方はこのタイミングのICT業界でDX推進をしてみると面白いかもしれないですね♪
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