プチ解説
昨日に続きまして「アジャイル開発」図解第2回は『アジャイル開発①-背景編-』を図解しました。
大手IT企業もこぞってアジャイル開発手法に乗り出しているわけですが、なぜ今なのでしょうか。その背景を解説します。
VUCAワールドの到来
VUCAとはVolatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取った、激動の今の世の中を表した言葉です。僕も多用するので覚えておいてください笑。新たなテクノロジーが生まれるたびに従来の概念が破壊されていく、そんな世界では、これまでのシステム開発手法であるウォーターフォール型では対応できなくなりました。
※VUCAについては過去記事『VUCAワールド』を読んでみてください♪
なぜならば、先に要件を確定させてから一気に完成まで仕上げる方法だと途中で要件に変更があった場合、対応できなくなってしまうからです。その点、アジャイル開発ならば変化を受け入れて、より良いものを繰り出せるわけです。
開発方法の違いは思想の違い
しかし、従来型の開発手法が悪かったのかというと、そうではありません。どちらの開発手法にも一長一短の思想があり、プロジェクトごとに使い分けるのがベストです。
アジャイル開発の勘違い
・早く作れるから安いんでしょ?
勘違いです。1サイクル(スクラムではスプリントという)当たりの開発スピードが早いのであって、最終納品物を最速で作り上げるための開発手法ではありません。
・アジャイル開発は大規模開発できないんでしょ?
勘違いです。アジャイル開発でも大規模プロジェクトを実施を可能です。ただし、ウォーターフォール型のような「一括集中型」の管理ではなく、「分散型」の管理となるため、プロジェクトをまとめ上げるための、活動の見える化やコミュニケーション(第4回で図解します)がより必要となります。
なぜアジャイル開発がIT業界各地で取り組まれているか、ご理解いただけましたでしょうか。明日の第3回では「アジャイル開発の原則」について図解したいと思います。
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『デジタルコンサルタント』
— 髙野ユウイチ@SDGs (@yuichi922) 2019年2月17日
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