プチ解説
本日はビジネスモデルのトレンドを図解します。皆さんはPCメーカーのDELLをご存知ですか?DELLは格安のPCを販売していることで有名ですが、一体どうやって低価格を実現しているのでしょうか。ビジネスモデル『オンデマンド(Build To Order)』を図解します。
在庫が発生しないビジネスモデル
ずばり!DELLのPCが安い秘密は在庫を持たないからなのです!では、どうやって在庫を持たない仕組みを作っているのでしょうか?オンデマンドはBuild To Order(BTO)とも呼ばれ、日本語にすると見込み受注生産と呼ばれます。従来のPCは完成品を在庫として確保して、顧客からの受注を受けて販売していました。しかしBTOでは、ある一定の共通部品のみあらかじめ生産しておき、顧客からの受注をキックとして残りの工程(組み立てなど)を行う方式なのです。
これによりDELLが持っている在庫は最低限のパーツ(中間品)のみとなるので、低価格で販売することが可能になっています。
個別要望にも対応できる
さらにDELLが人気の理由は顧客の要望に応じたPCのカスタマイズが可能な点です。顧客はパーツの性能を自由に選ぶことができます。受注を受けてから組み立てを開始するので、顧客一人ひとりに合わせたオリジナルなPCを販売することができます。これもBTOの強みですね。
髙野's Opinion
実はこのBTOですが、生産形態がさらに細かく分かれます。これは明日の記事で図解しますね。DELLのほかにはサブウェイのサンドイッチもある意味BTOですね。バンズや具材をあらかじめ調理しておき、顧客の好きな具材の組み合わせの注文を受けてからサンドイッチを作り上げます。
意外と身近なところに使われているビジネスモデルです。普段何気なく利用しているサービスでも注意深くビジネスモデルを観察してみると面白いかも!?
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