プチ解説
以前から『OODA』について数回触れてきましたが、今回は日本人が大好きな『PDCA』を図解したいと思います。これまで数多くの「とりあえずPDCAまわしとけ!」みたいな現場を見てきましたが、ちゃんとサイクルが回っている現場はごくまれです。それもそのはず、本来PDCAは経営のツールには向いていないのです!!では早速解説していきます。
※『OODAループ』についてはコチラの過去記事から♪
PDCA本来の形
PDCAは製造や飲食の現場で改善のツールが本来の使われ方です。というのも、PDCAは決められた手順のサイクルを改善します。しかし、日本では経営のツールとして認知されていることが多く、本来の力が発揮できていない状態です。
PDCAの弱点
PDCAは決められた手順の改善に使うためのツールです。つまり、「想定外」の出来事に弱いです。計画していた以外の大きな要素が入ってしまうとACTそのものが起こせなくなったり、CHECKの方法が通用しなくなったりするため、VUCAワールドには向いていないツールなのです。ですので、変化対応に強い「OODA」がイノベーションを起こす際に求められているのですね。
※『VUCAワールド』についてはコチラの過去記事をどうぞ♪
OODAの勘違い
高速で回すのはPDCAだけです。OODAを高速で回しても意味がありません。また、「わかる」は情勢判断のことだけではありません。周囲の状況を「感知」するための行動です。自分の気づきも含めた情報にアンテナを張りましょう。
というわけで、いろいろ勘違いされている「PDCA」と「OODA」ですが、どちらもあくまでもツールの一つでしかありません。ツールは正しく使ってなんぼです。誤った使い方は効果がでないばかりか、時間を無駄に使ってしまうことになります。ツールは無意識で使えるようになってから初めて効果が出ますので、まずは勉強しながら使ってみましょう♪
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