プチ解説
皆さんにも、「テスト前日に一夜漬けで勉強したけど翌朝にはケロッと忘れてしまった・・・」なんて経験はありませんか?
他にも「学校の授業はまじめに聞いてノートも取ったのに、習ったことが1カ月後のテストの時には忘れているのはなぜ?」と思ったことはありませんか?
会社でも「会議の内容をあとでまとめようとしたら覚えてない・・・どうしよう・・・」と経験があるのではないでしょうか。
そうです、人間は”忘れる生き物”なのです!ニワトリみたく3歩歩いたら忘れてしまうというわけではないですが笑。今回は人間の”忘れ方”である『エビングハウスの忘却曲線』を図解します。
20分後には42%も忘れている
ドイツの心理学者であるエビングハウスさんの研究による人の記憶と学習に関するグラフが「エビングハウスの忘却曲線」です。ここでの忘却の定義は「一度記憶した内容を再び完全に再現する」こととしており、それに必要な時間の割合をグラフ化したものです。
その研究結果によると、なんと20分後には42%も忘れていることが判っています。僕も「え?人間ってそんなに忘れっぽいの?」と思いましたね。しかしさらに恐ろしい事実はこれからです・・・
1カ月後には ・・・79%忘れている!
この時間と記憶力の曲線はさらに下降していき、ついに 1カ月後には ・・・79%忘れている 状態になってしまうのです!以下にまとめます。
・20分後には ・・・42%忘れている!
・1時間後には ・・・56%忘れている!
・1日後には ・・・74%忘れている!
・1カ月後には ・・・79%忘れている!
僕がテストで良い点を取れなかった理由は、「人間だから」だったんですね~安心しました笑。これだったらいくら勉強しても覚えられないですね~。って言ってられません!!!
実際にテストで良い点を取っている人はいるわけだし、何か対策があるはずだ・・・
復習することで記憶は定着する
青い矢印のグラフは学習した1日後に復習を行った際の記憶の定着率を表しています。なんと74%も忘れた記憶が90%近くまで回復していることがわかります。さらに続けて復習をすることによって徐々に記憶が定着していくもわかりますね。つまり、テストの成績がいい人は日頃から復習するクセがついている人だったんですね。
「忙しいビジネスマンは復習する時間なんてない!」という方もいらっしゃるかと思います。しかしマルチタスクでプロジェクトを進めることが当たり前になっている今、どうしてもToDoのヌケモレが発生してしまうものです(人間だからね)。ですので、会議の議事録は完全に記憶が抜け落ちる前にすぐに作成したり、ToDoの棚卸をしたり、メールを見返すなどが有効的です。
『エビングハウスの忘却曲線』を頭において効率的に記憶をコントロールしましょう!!
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『デジタルコンサルタント』
— 髙野ユウイチ@SDGs (@yuichi922) 2019年2月17日
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