プチ解説
皆さんこんにちは！Diagramer（図解する人）の髙野です♪今回も【哲学図解】シリーズで簡単に賢くなっちゃいましょう！！哲学図解シリーズは先人たちが残した偉大にしてとっつきにくそうな哲学という学問をわかりやすく噛み砕いて図解することで、手っ取り早くみんなのリベラルにしちゃいましょう！というシリーズです。
これまで古代の哲学を図解してきましたが、今回は皆さんにも慣れ親しいあの言葉を哲学的に考えます！『正義』を図解します。
全体的正義
アリストテレスは共同体（ポリス）を保つために正義の維持が不可欠だと考えました。（ちなみに当時は都市の単位をポリスとも呼んでいました）。さらに正義は「全体的正義」と「部分的正義」の２つに分かれるとしました。
まず全体的正義はいわゆる私たちの考えるところの正義です。「犯罪はダメ！」「人の嫌がることはダメ！」といった一般的な正義を指します。
部分的正義
アリストテレスは部分的正義をさらに「配分的正義」と「調整的正義（矯正的正義）」の２つに分けました。
配分的正義はその人の労働量や能力によって報酬を分けることです。
そして調整的正義は罪を犯した人には罰を、被害者には補償を与えて公正さを保つことが必要だとしました。
髙野's OPINION
全体的正義を考えるのは当たり前のことでしたが、部分的正義を考えることは当時において斬新だったようです。部分的正義は現在の法律や社会保障の考え方そのものですね。
共同体が現在では社会に変化しましたが、部分的正義の維持が社会の維持に必要であることは変わっていないようですね♪
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