プチ解説
皆さんこんにちは!Diagramer(図解する人)の髙野です。今回は図解リクエストをいただきましたので、2017年Amazonランキング大賞の2位に輝いた『GRIT やり抜く力』を図解します。
インパクト
まず「人生のあらゆる成功を決める『究極の能力』を身にける」という帯書きのインパクトがすごいですよね。この究極の能力こそ「やり抜く力」だと著者は主張しています。ちなみに著者は心理学者でもあり、マッキンゼーのコンサルタントもしていたというアンジェラ・ダックワース氏であり、日本ではあまり馴染みがありませんが、米国ではノーベル賞に匹敵するくらいの栄誉であるマッカーサー賞(通称:天才賞)を受賞されているすごい方です。
読みやすさ
”メガ成功者”たちは皆、「才能」ではなく「やり抜く力」があったからこそ成功したと書いてあります。さらに「やり抜く力」は努力することで鍛錬できるとされています。その主張の一つ一つが丁寧に根拠を用いて説明されているのはさすが研究者といったところでしょうか。
文章もわかりやすい言葉で説明されているので、特別難解であるということはありません。ただし、今、全体のどこについて語っているんだ?と混乱してしまうような構成になっている部分があったので、章・段落に注意しながら読み進める必要があります。
学び
「やり抜く力」が重要だということがたくさんの事例を通して理解することができます。しかし、「やり抜く力」を具体的にどうやって訓練すればよいかという点で難しさを感じてしまいました。とはいえ、お子さんがいらっしゃる方にとっては教育の価値観の根本が変わりそうな記述もありましたので、参考になるかと思います。
メッセージ
著者自身、「才能」ではなく「やり抜く力」によってマッカーサー賞を受賞できたというエピソードからもわかるように、非常に強いメッセージが本書には込められています。
影響力
本書には自分の「やり抜く力」を計測するためのフレームワークや自分が「楽観的か悲観的かを判別する方法」など、自己分析に使えそうな材料がちりばめられています。
髙野's OPINION
米国ではこの「やり抜く力」を重視した教育や採用などが話題になっているそうです。さらにこの「やり抜く力」が強い人ほど、「幸福感」も強いという研究結果もあるそうです。日本ではまだまだ「才能」を重視する風潮がありますが、今後は「情熱」と「粘り強さ」を兼ね備えた人材が評価される時代がくるかもしれません!
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