プチ解説
ゆで卵の殻をむくのが鶏レバーの次に苦手な髙野です。今回はアイディエーション16の技法から『因果関係ループ図』を図解します。様々な要素が複雑に絡み合っている事象の因果関係を可視化する手法です。
※『因果関係』についての図解はコチラからどうぞ!
人によって作る因果関係ループ図は異なる
因果関係ループ図を作ることでチーム内の問題意識を共有することができます。同じテーマでも人によって作る因果関係ループ図は異なります。図解中のテーマは少子高齢化ですが、このテーマを聞いて創造する少子高齢化はおそらく図解とは全く違う因果関係ではないでしょうか?
自己強化型ループ
✔ループ内が偶数個の"O"で結ばれている
✔すべての要素が"S"で結ばれている
上記の場合は自己強化型ループ(Reinfocing Causal Loop)とよばれ、それぞれのループが動きを一方的に拡張する傾向です。例えば要素が「出生率」と「人口」だったら片方が増加すればもう片方も増加しますよね。
バランス型ループ
✔ループ内が奇数個の"O"で成り立っている
上記の場合はバランス型ループ(Balancing Causal Loop)とよばれ、それぞれの動きを抑制する傾向があります。例えば「人口」と「死亡者数」はどちらかが増えればどちらかが減るという関係なのでバランス型となります。
因果関係ループ図はあくまでも議論をわかりやすくするためのツールです。ツールを作成することを目的にしてしまうとせっかくの議論も台無しになってしまうのでご注意を!!
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