あらすじ
皆さんには一生をかけてでも守りたい大切なひとはいますか?今回は手塚治虫先生の名作を図解するブラック・ジャック図解シリーズです。このシリーズでは手塚治虫先生の名作『ブラック・ジャック』から現代に生きる私たちも学ぶべきことがあるのでは?!というシリーズです。本日のお話はあのブラック・ジャック伝説の名言「それを聞きたかった」が登場する『おばあちゃん』を図解・解説します。
ブラック・ジャックが偶然車のエンストから助けた家族は姑と嫁と旦那の3人家族。しかし姑はマンガにでてくるような意地悪ばあさんだった(マンガですが笑)。ことあるごとにお小遣いをせびってくる姑に嫁の我慢も限界を迎え、大ゲンカしてしまう。
仲裁しようした旦那はまず、姑がそんなにお小遣いをもらって、何に使っているのかを調べることにする。しかしタンスの中も、貯金があるわけでもなく、お金の行方がわからなかった。そこで姑がいつも定期的に出かけている先があることを知り、尾行することに・・・
一方ブラック・ジャックは甚大先生という医者という医者を調べていた。どうやらその医者は一匹狼でべらぼうに高い医療費を請求する、まるでブラック・ジャックと同じような男であることがわかる。甚大先生と姑一家の関係も明らかになっていく・・・
しかし姑のお金の使い道がわかると同時に姑は倒れてしまう。どうしても助けてほしいという旦那に対し、ブラック・ジャックは3,000万円という法外な価格を提示する。それに対し旦那は「いいですとも!一生かかってもどんなことをしてでも払います!きっと払いますとも!」と告げる。そしてブラック・ジャックは「それを聞きたかった」とだけつぶやくのだった。
ブラック・ジャックに学ぶ
ここで本日冒頭の問いかけに戻ります。「皆さんには一生をかけてでも守りたい大切なひとはいますか?」恋人、家族、友人、恩人、、、はたまた自分自身か。今回のお話『おばあちゃん』から大切な人を守るための必須条件を2つ学ぶことができます。それは以下となります。
①お金
②情報
①のお金は言わずもがなというところですが、特に②が大事です。適切なお金の使い方、そしてお金の価値(価格)を判断するために情報を必要とします。今回のお話で言うと、
お金の使い方・・・姑の抱える問題の本質の調査・深堀
お金の価値 ・・・3,000万円払う価値があるか
この2つをクリアできたので、今回のお話は成り立っています。しかし、姑の抱える問題を発見できなかった場合、どうでしょうか。家族全員不幸な結果に終わっていたでしょう。
情報を入手することの価値が以前に比べ、確実に向上しています。そのうえで不必要な情報で世の中氾濫しているのも事実です。つまり、ただ単に情報を得るだけでなく、「正確な情報」と「質の高い情報」を得ることが必要なスキルです。
”情報”が重要になる社会については過去記事『破壊-新旧激突時代を生き抜く生存戦略』を参照してね♪
本日のまとめは『質の高い情報を正確に獲得するスキルがないと、いざというとき間違った選択をしてしまう』です!!僕もブラック・ジャック先生に「それを聞きたかった」といわれるような発言と行動を心掛けたいところです。
『おばあちゃん』収録誌
秋田書店 文庫本ブラック・ジャック 第2巻
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ではまた!