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手塚治虫はAIに乗っ取られる世界を予言していた?!【ブラック・ジャック図解】『U-18は知っていた』

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あらすじ

 今回は当ブログですっかり人気シリーズとなったブラック・ジャック図解シリーズです。このシリーズでは手塚治虫先生の名作『ブラック・ジャック』から現代に生きる私たちも学ぶべきことがあるのでは?!というシリーズです。さて、今回SFチックなお話の『U-18は知っていた』を図解・解説します。

 

 ここはアメリカ サウスダコタ州 サイバネティクス医療センター。この病院では病室の管理、患者の診察から手術まで、さらに運営や人事の事までいっさいを「U-18」というコンピュータによって仕切られていた。

 しかしU-18に異変が見られるようになり、生みの親であるワットマン博士が修理しようとするとブレインであるU-18は「ワタシハ ビョウキダ」と主張し始める。技術者ではなく、世界最高の腕を持つと言われるブラック・ジャックを呼び出す患者を人質にとり、応じない場合は全患者を殺すと宣言する。

 なんとか時間ギリギリに間に合うブラック・ジャック。しかし手術料300万ドル(10億円)を要求するブラック・ジャックだが、ワットマン博士は自らの責任を感じ、全財産をはたいてでも直してくれと懇願する。

 早速U-18の手術(修理)に取り掛かるブラック・ジャックだが、それを止めようとする人物が・・・963人の患者の命がかかったU-18の手術は成功するのか?!そして最後にU-18が取った驚きの行動とは?!

ブラック・ジャックに学ぶ

 まだ「AI」という言葉ではなくロボットやコンピュータという言葉で表されていたU-18ですが、これは明らかにAIの暴走です。AIの暴走を扱った作品は数多く存在しますが、手塚治虫先生も、もちろん題材にしています。(「火の鳥」未来編でもテーマにしていますね)

 しかし本作が他の「AIの暴走」を扱った作品と異なる点は、ブラック・ジャックがU-18を人間として、医者として認めている点です。他作品では 人間様>ロボット という描写が目立ちますが、ブラック・ジャックはAIに敬意を表しているのです。

 

 つまりこの価値観からいえることは、「AIの性能を十分に認めたうえで付き合い方を考える必要がある」ということです。最近では「AIに仕事が奪われてしまう」などと煽るような記事が目立ちます。(一時期よりはマシになりましたが)

 

※AIと仕事の関係については過去記事『10年後の仕事図鑑』と『AI vs 教科書の読めない子どもたち』を参照してみてください♪

 

www.zukai.site

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 AIは確実に私たちの生活・仕事を豊かにしてくれるツールであると断言できます。AIのことを「ある分野に特化した超優秀な人」として認識することが大切です。おそらくこれから皆さんの職場にもAIが導入される機会が増えるでしょう。その時に「AIなんて信用できない!大嫌い!」となるのではなく、「超優秀な人が来たから仲良くしてみよう」「あわよくば能力を利用してやろう」と考えるのが皆さんにとっても会社にとっても社会にとっても正解です。

『U-18は知っていた』収録誌

 秋田書店 文庫本ブラック・ジャック 第1巻

 

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