プチ解説
前回、落合陽一氏の『日本進化論』を図解しましたが、その中で『シルバー民主主義』というキーワードがありました。今回はその「シルバー民主主義」を図解します。
そもそもこのキーワードは2016年に発足した、総務省「次官・若手プロジェクト」の文献「不安な個人、立ちすくむ国家」で説明された概念です。このプロジェクトは総務省の20代、30代の若手30人で構成され、国内外の社会構造の変化を把握するとともに、中長期的な政策の軸となる考え方を検討し、世の中に広く問いかけることを目指すプロジェクトです。
政治家・官僚と聞くとどうしても古い体制を想像しがちですが、このような夢と希望のあるプロジェクトがあったなんて意外ですよね!「不安な個人、立ちすくむ国家」はこちらのURLからPDFをみることができます↓
http://www.meti.go.jp/committee/summary/eic0009/pdf/020_02_00.pdf
シルバー民主主義という問題
負のメカニズムは下記のとおりです。
・60歳以上が有権者の約4割
↓
・数十年先の未来の問題を先延ばしにしがち
↓
・当選したい政治家は高齢者に優しい公約に掲げる
↓
・ただでさえ数が少ない若年層の投票率がさらに低下
この問題はかなり深刻な問題です。今の若年層は僕も含めて可処分時間と可処分所得が少ないので、政治まで見渡すことができている若者はほんの一握りでしょう。つまり、日本で長期的な観点から意見を言うことができる人間がごく少数ということになります。
僕たちに何ができるのか。まず、若い人は選挙に行きましょう。少しでも多くの若年層の意見を政治に反映させるためには選挙が最も信頼性が高い方法だと思います。
「次官・若手プロジェクト」に参加するような有志が官僚にいるという事実だけでも、僕はなんか嬉しかったです。未来に悲観することなく、「シルバー民主主義」という社会のひずみをなくしましょう!
なんか真面目になっちゃいましたね笑。
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— 髙野ユウイチ@SDGs (@yuichi922) 2019年2月17日
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